VE-TA10の罠
OCNドットフォンを申し込むともれなく貰えるVoIPアダプタ(VE-TA10)ですが、ヤフオク等で入手できます。この機器は、ナンバーディスプレイ関係でちょっとクセがあるのでその覚え書きとして。我が家はフレッツ光ネクスト回線でひかり電話を使っています。ほぼ着信専用の電話回線なので、ナンバーディスプレイ等の付加オプションは一切無し。プロバイダは@nifty。050IP電話の@niftyフォンCを使っています。
今までは、NTT製のVoIPアダプタを月額380円ほどでNTTよりレンタルしていましたが、ヤフオクで上述の機器を落札したので、レンタルをやめてその機械を使う事にしました。
ケーブルやSIPサーバーなどの設定はすぐに終わり、発信テストをして問題無い事を確認しました。 上記4つの発信のテストを行い、ナンバーディスプレイ対応の電話機に電話番号が表示される事を確認しました。
※@niftyフォンCは標準でナンバーディスプレイ対応です。
ひかり電話での発着信はどうだろうかとこちらも確認する。発信する電話番号の前に0000を付加すると、050IP電話ではなくてひかり電話で発信します。
0000を付加して私の携帯電話宛に発信し、ひかり電話の番号が表示されたのを確認しました。では逆はどうだろうかと、携帯電話からひかり電話宛に発信してみました。すると、携帯電話のスピーカーからは呼び出し音がなるが、電話機の着信音は鳴らない。それどころか、電話機でワンコール鳴った直後に自動応答的に通話となり、約1秒後に切断される
色々と調べた結果、どうやらVE-TA10のナンバーディスプレイと電話機のその設定が関係していました。
VE-TA10はナンバーディスプレイを使用する設定で、ひかり電話(ナンバーディスプレイ契約無し)に着信時、
- 電話機側でナンバーディスプレイを使用する設定 →着信音は鳴らずに、ワンコールで通話状態になる
- 電話機でナンバーディスプレイを使用しない設定 →着信音は鳴り、通話状態にならない。(※正常な着信状態)
また、当然ながら電話機のナンバーディスプレイを使用しないとした場合は、050IP電話宛に着信があっても番号は出ませんが、VE-TA10で、ナンバーディスプレイを使用する設定なら、
VE-TA10でナンバーディスプレイを使用する設定の状態で050IP電話宛に着信した場合、短い間隔の着信時に電話に出ると切れてしまうことが判明した(取扱説明書に明記有り)。それを回避するにはVE-TA10のナンバーディスプレイを使用しない設定にしなければならない。
という事なので、ナンバーディスプレイが不要な方は問題有りませんが、ナンバーディスプレイを使用したい方については、OCN以外で050IP電話を使う場合は、素直にレンタル料金を払って、正規の使い方をおすすめします。
コメント
コメント一覧 (3)
VE-TA10を手に入れたので、Fusion-IP-SMARTで使えないか設定してみました。
Bフレッツハイパーファミリー、ルーターRT-200KIという環境です。
レジストはでき、発信はできましたが、着信ができない状況です。
レジスタサーバの有効期限(秒)が指定できないので、NGなのかもしれません。
5060と5061のTCPとUDPも開けてあります。
やはり、VE-TA10は癖があるようですね。残念。
VE-TA10にFusion IP SMARTは使えませんでしたか。実はそれも試してみようと思って居たのですが、無理なのですね。素直に正規の利用が良いのかもしれません。
VE-TA10でFusion-IP-SMARTが使えたというような書き込みもどこかで見たような気がしますが、少なくとも、私のチャレンジではNGでした。
通常、着信ができない場合は、ポート開放ができていないとか、NATとの相性が悪いとかが多いようです。
私のネットワーク環境がNGで、他の環境だとOKということもありえます。
「やってみなければわからない」というのが結論ではないでしょうか。