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 雪にほぼ無縁な埼玉県出身な私ですが、雪国青森県に引越して早くも7年目です。7回目の冬を迎えておりますが、だいぶ雪道の運転に慣れてきました。幸いにも事故も無く過ごしておりますが、慣れてきた頃に事故を起こす事が多いので、自分に言い聞かせるためにも、当記事を投稿してみます。既に多くのサイトで雪道運転について述べられているので多くは書きませんが、私なりに思う事があるので、それらを列挙していきます。

 まず、雪道を運転するにあたり、大切な心構えがあります。それは、

怒らないこと!!
イライラしないこと!!

 イライラはとにかく冷静さを失わさせるので、決してイライラしないでください。自分より遅い車が前を走っていたとしても、決して煽らず、決してイライラせず、のんびりと、そう、マラソンランナーの後ろを走る監督のように、暖かい目で見守るような寛大さが必要です。これがとにかく大前提です。

 雪道を運転する際、自動車にはスタッドレスタイヤ等の滑り止めを装着する必要があります。道路交通法では特に定義されていませんが、都道府県の条例で定めされておりますので、滑り止めを装着していない場合には法令違反となります。これも、雪道の運転で大前提の1つですね。

 スタッドレスタイヤをもっと信用すべきと思う。雪国1年目、初めての越冬時にはもちろんスタッドレスタイヤを装着した自動車を運転するわけですが、初の雪上スタッドレスタイヤで感じたこと、それは、

スタッドレスタイヤって滑らないものだね。

 それまでは「雪道=滑る」という固定概念がありました。その「滑る」という感覚は、夏タイヤでの雪道走行であり、スタッドレスタイヤでの雪道走行での感覚はありませんでした。スタッドレスタイヤの雪上や凍結道での走行性能を体感し、感動したのを覚えています。
 雪道をゆっくりと走る車、もちろん、違反でもありませんが、後続車はご自身の遅い速度に若干イライラしているかもしれませんし、そのたった1台の低速走行が原因で、大渋滞が発生するかもしれません。市街地を法定速度での走行なら、スタッドレスタイヤは効きます。なので、もっとスタッドレスタイヤを信用してあげてくだだい。
但し!右左折時は手前から充分な減速が必要です。

 スタッドレスタイヤを過信しちゃダメだと思う。前述の内容と矛盾するかもしれませんが、これは雪道運転では常識ですので、あらためて申し上げることではありません。スタッドレスタイヤの雪上や凍結道での効きは、夏タイヤと比べて良いということだけであり、決して滑らないということではありません。夏タイヤだって乾燥路でも滑りますでしょ?それと同じです。

 
前照灯を点灯しろ!

 これは声を大にして言いたい。ここでいう前照灯というのは、フォグランプでもなければ車幅灯でもなく、前照灯(すれ違い灯)、ヘッドライトの事ですが、降雪時に無灯火が多すぎです。滑ることよりも無灯火の車が降雪の中を走行している事の方が恐ろしいと感じます。
 前照灯は進行方向を照らすだけのアイテムではなく、自身の存在や接近を他者に知らせる役割もあるのです。むしろこれが主であり、そのおまけで進行方向を照らしているのです。接近を早めに知ることができると、それに応じた早めの行動ができるので、降雪時は前照灯の点灯をすべきで、フォグランプのある車は、ヘッドライトと併用して点灯させるべきです。

 スバル車を除く4WDは4WDではない罠。えーっと、スバルの4WD(OEM提供車両除く)は最高です。スバル車は雪道では最強だと思います。新潟県で最も売れている自動車メーカーだったかな。
 中途半端な4WD(ナンチャッテ4WD)なら、私は2WDを選ぶ。但しFF(前輪駆動)ですが。7回の冬を体験しています。今の車はFFですが、市街地なら走れてます。問題無く。
雪国でのFF(前輪駆動)は意外と走れる

 と、私が思う雪道での心構えはこんな感じです。もちろんこれが正解ではありませんし、人によって考えは違いますが、事故を起こしたくないという気持ちは同じだと思います。

 あっ、最後に、事故防止に大切な事を。
車間距離を多めに!
少なくとも、大型トラックが1台入れるくらいの距離を開ければ良いかと。