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2011年03月

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災害が発生すると、その地域で通話制限/発信制限されることが多々あって、それは輻輳(ふくそう)を防ぐために行われる。仮に制限されない場合には交換機が処理能力を超えて障害が発生し、最悪の場合は全ての通話が不可能となる。

携帯電話も通常の電話回線と同様に交換機を経由していて、この交換機の機能を制限することで繋がりにくくなるようです。そういう時に、制限されることなく発信しやすくするには交換機を経由しない、つまりは「通信」で通話を行えばよいのですね。それを実現するにはインターネット電話(IP電話)を使えばよい。

携帯電話会社の交換機を経由せず、発信先の最寄りの交換機もしくは基地局を経由するので比較的繋がりやすいです。

ただ注意して欲しいのは、制限されている地域から制限されていない地域への発信が比較的繋がりやすいということで、その逆は正直難しいものがあります。

先日の東北地方太平洋沖地震において、もちろん発信/通話制限はありましたが、比較的通信回線は問題無く使えていました。なので、実家のある埼玉県への通話は050IP電話経由で発信です。

先日紹介したAGEphoneというのを使って、プロバイダの050IP電話の設定をしてあったのでそれを使って通話しました。もちろんAGEphoneだけではなくて、SkypeやViberといったVoIPアプリを使っての通話も可能です(設定やクレジット購入などが必要ですが)。

通話/ネットだけがスマフォの仕事じゃない。半分PCなんだよね、なので、全ての機能を使い切るようになりたいです。欲を言うならアプリ開発も。

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2011年3月11日。時刻は14時43分くらいだったかな。トイレへ行く。
いつものように職場にいて、もちろん地震が発生するなど予想しない。

少々汚い話になるが、地震発生時はトイレ個室にて用足ししていたのだ。

トイレ個室にいる時、iPhoneにインストールしている「ゆれくるコール」が突然バイブと共にアラート表示。
震度3以上でアラートが出るように設定しているので、ごく僅かなものだと思っていた。

ところが、何度も何度も通知が来る。予想最大震度が後発のアラートの方が大きいではないか。
これはただ事ではないと直感した。すぐさま用足しの後始末をして揺れが収まるのを待ったが、その揺れがなかなか収まらない終わらない。
そうこうしているうちに職場建物が停電。用足ししたブツが流れないではないか。

ただ、いつまでも個室にとどまっているわけにはいかないので、たまたま館内掃除の人にブツが流れませんと伝えその場を後にする。

自席のある島では私を探していたようだ。フロア防災責任者が安否確認を実施していた。
トイレにいた旨を伝え、件を話したら笑い話で済んだの不幸中の幸いだと思う。

とりあえずサンダルから靴に履き替えて背広上着を着用。いつでも逃げられるようにする為だ。
すぐさま家族に電話したが、何度発信してもつながらず、とりあえずは埼玉の実家に電話。
通話回線は混み合っているだろうと通信回線でIP電話を利用しての通話。何度かダイヤルしてようやくつながったので無事を伝える。次は家族だ。
何度発信しても話し中。規制しているのか本当に話し中なのかは不明だ。

館内停電となり、帰宅する雰囲気が漂ってきた。
停電になってはいたが、ノートPCはバッテリーで起動していたのでとりあえずiPhoneと携帯電話の充電をしていた。
そうこうしているうちに再び余震と思われる地震が発生。駐車場へ避難指示が出る。

小雪が舞う中、点呼を実施。全員の無事が確認された。
が、仙台にある営業所とは連絡が取れないとの事、あらためてことの重大さに気付く。

電気が復旧しないのでそのまま帰宅しても良い事となった。
いったん社内に入り、ノートPCのバッテリーの余力で可能な限り携帯電話の充電を行う。

そして帰路。信号機が各地で停電。職場から道はいたるところで渋滞し、交差点ではとにかく譲り合いだった。そんな状況の中、なんとか無事に帰宅した。嫁の実家に行き、様子を伺う。

義母らは無事。嫁は小学生の姪を小学校まで迎えに行っているとのこと。
私はスーツだったのでいったん着替えるために自宅に戻る。自宅に戻ると小学校から戻った妻がいた。
自宅に入る前に子供たちを保育園まで迎えに行く。
既に保育園には多くの親御さんたちが子供たちを迎えに来ている。

子供たちも無事に迎えられ、我が家は全員がそろった。

夕方、だんだんと日が落ちて暗くなっている。停電のまま。
ガスは生きていたので、完全に暗くなる前に早めの夕食とした。

そうしているうちに義父が仕事から戻る。充電式のランタンなどを用意し、携帯ラジオを準備。

余震が何度も来る中、とりあえず就寝。が、熟睡できるわけがない。

終夜ラジオはつけっぱなし。途中何度か緊急地震速報が鳴ったが誤報だったようだ。
ただ、余震は何度か発生して、その都度目が覚めてしまった。

気が付いたら窓の外が薄明るくなってきた。夜明けだ。被災地ではどんな夜明けを迎えたのだろう。
朝を迎えても未だに停電が続いているが、ガスと水道は生きてるのでそれで何とか朝食とする。

3月13日(日)の夕方に電気が復旧した。復旧したと同時にテレビを点ける。
テレビを点けて最初に移ったのは……。
街が丸ごと無くなっているではないか。街が燃えているではないか!
津波が全てを奪った……。被災状況をテレビを通じてあらためて見る。

電気が復旧したその日の夜は1日ぶりの入浴となった。とても暖かく、気持ちよく感じたよ。

青森市は大きな被害は無かったが、八戸市では津波の被害があった。

被災地が少しでも復興するよう、我々は被災者の方々の分まで働き、経済を生かすべき。

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2011年2月16日(水)に発熱し、それがインフルエンザとの診断で週末までお休みしました。
インフルエンザになってからなのですが、妙に背中の一部が盛り上がり、触れる(押す)と痛みを感じる。
私の個人的な想像ですが、インフルエンザウィルスを退治するために体内の抗体が総動員され、結果、抗体が手薄になったとこが一気に炎症をおこしたのではないかと
すぐに治るかなとしばらく放置していたのですが、なかなか治りそうもないので3月4日(金)に皮膚科へ行く。

医師が患部を見るなりすぐに
これは粉瘤ですね。良性の腫瘍です。」と。
治すには手術してそれを取り除く以外に方法が無いとの事で、すぐに手術をお願いした。
手術は翌日、3月5日(土)のお昼12時と決まった。

粉瘤について事前にネットで調べると皮膚科ではよくある症例だそうで、手術も場所にもよるが10分〜30分程度で終わる簡単なものだとか。

手術当日。開始15分くらい前に病院に到着して受付を済ませる。
そして自分の番が呼ばれて、いざ手術台へ横になる。

点滴を打つとの事だったがなかなか血管に刺さらず何度も打ち直し、結果的に右手の甲で落ち着いた。

テレビ等でよく見る患部に穴が開いた手術時の緑色のシートで覆われた。いよいよ始まるのか。

手術開始。麻酔の注射が痛くて思わず力み、腰辺りが攣りそうになったが何とかこらえる。
麻酔が効き始めて何かしている感覚のみあり、しかもグリグリしてるのでちょっと怖かった。
ふと横を見ると、血液で真っ赤に染まったガーゼが置かれている。あぁ、切開されているのだなとそこで実感する。
自分の腫瘍を見たい気持ちもあったが、それを見て気分が悪くなるのも嫌なので見たい気持ちを抑えて目を閉じ、手術が終わるのを待つ。

しばらくして皮膚が引っ張られる感覚があった。縫合しているのだろう。
しかし縫合中に痛みを感じ、思わず「痛いです。」と言ってしまったが、その痛みはすぐに消えた。

手術は10分チョイで終了。痛み止めを処方してもらいました。
手術費お値段10,230円(保険適用3割負担)となりました。

術後2時間くらい(麻酔が切れたか?)してから痛みを感じたので痛み止めを服用。その後は特に痛みを感じないか、我慢できる痛み(すぐに消える)ので痛み止めは服用していません。

縫合部を消毒するために日曜日月曜日と通い、次は木曜日で良いとの事。ただ、消毒は1日1回行うようにと、消毒薬軟膏と絆創膏を月曜日に頂きました。抜糸は週末あたりかな?

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ViberのAndroid版が出てないかなぁと検索していたら、 AGEPhoneというSIPアプリがあるのを発見し、早速インストールしてみました。

このアプリは優れもので、050IP電話が使える設定ができるそうです。
EM ONE + Nifty Phone C - エイジフォン Wikiより設定方法を取得し、プロバイダのIP電話設定情報を見ながらiPhoneに値を設定しました。
設定後、自分の別の携帯電話宛にAGEphoneを使って発信すると、おぉ、090〜ではなくて050〜での着信となっている。期待は高まる。

050IP電話は、発信先の番号によっては無料通話が可能なのです。
各社プロバイダのIP電話関連ページに無料通話対象範囲が載っているのでそれを確認すれば良いのですが、私の場合には実家と嫁の実家と友人宅がそれぞれNTT系列のIP網を使った050IP電話を使っているので無料通話が可能です。
iPhoneを含んだソフトバンクでホワイトプランを契約していれば、毎日1時〜21時は通話無料ですが、050IP電話の場合は、24時間365日通話しっぱなしでも通話料はかからないのです。3G回線を使った場合にはパケット通信料が発生しますが、iPhoneの場合には定額または上限額が設定されているので実質無料ですね。

フレッツ回線(自宅インターネット回線)以外での050IP電話番号の使用はプロバイダの想定外と思われますが、念のために契約しているプロバイダにこの使い方で果たして本当に無料となるのか問い合わせているところですが、個人的には問題無く無料通話が可能だろうと予想しています。

話を戻します。お試しで発信した通信環境はWi-Fiだったので、今度はソフトバンク3G回線で発信してみました。こちらも050の番号での着信を確認しました。ということなので、050IP電話宛てには、このAGEphoneを使うほうが良いということが判明しました。

気になる点があるのでついでにそれも実験。

自宅にはソフトバンクより頂いたFONルーターがあります。
FONルーターの詳細は省略しますが、FON環境で使えるか気になった?
iPhoneのWi-FiをFONルーターに接続。SSIDはMyPlace。同じようにAGEphoneから携帯電話宛に発信してみると、しっかりと050〜で着信があり、問題が無いことを確認。

ではFON_FREE_INTERNETではどうか?
残念ながらこちらのSSIDでは発信ができませんでした。
AGEphoneにてVoIPサーバーとのリンクが確立されませんでした。
※追記しましたが「FON_FREE_INTERNET」でも使えました。

これは何を意味するか?

まだ実際に試してはいないのですが、ソフトバンクがここ最近増やしているWi-Fiスポットにて、Wi-Fi経由でAGEphoneを使った発信が不可能かもしれないということです。
まあ、その時は3G回線を使わせてもらえばいいのですが、やはり回線が太いWi-Fiの方が音声はクリアだし安定すると思うのですよね。

こういった技はスマートフォンだからできることであって、通常の携帯電話では不可能である。
遊ぶだけじゃない、メールだけじゃない。
まだまだ大いなる可能性を秘めているスマートフォンの開発に携わりたいなと日々思うのであった。

AGEphone (iTunes Store)

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2011年3月1日より、ソフトバンクのパケットし放題Sの内容が変更され、ソフトバンク携帯宛のSMSとMMSの送受信料が無料となりました。
それをうけて、2月28日に変更しようとしたのですが……。変更タイミングが1時間遅かった(28日の21時までに変更すれば翌月からの適用となるようでした)。変更したら即適用となると思っていて可能な限り変更を後に伸ばしたのですが……。それが裏目に出ました。パケットし放題Sとなるのは4月1日からとなるようです。
3月いっぱいはパケットし放題となり、今までと変わらない。

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