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 1つ前の記事HIDキットを購入したと載せましたが、取り付けましたので簡単なレビュー。
 購入したHIDキットのケルビン数は4300K。純正HIDと同等で、最も見やすく視認性に優れているケルビン数です。

[1]配光について
昼間に点灯させた様子(ロービーム)。
リフレクタ内のカットラインに反射しているのがわかる。
right left
 H4ハロゲンバルブのロービーム及びハイビームのフィラメント位置とほぼ同等との事で、見事にロービームのカットラインが出てますが、配光にムラがあるようで、リフレクタの形をそのまま照射しているように見えます。ハロゲンバルブの発光点は線であるフィラメントなのに対し、HIDバルブは点での発光なので、その差でしょう。 ハイビームの配光はハロゲンバルブのそれと同じような配光で問題は無いと思われます。ハイビームで良かったのが、手前も明るく照らしたこと。H4バルブでは、ハイビームにすると、どうしても手前が暗くなりますが、このHIDキットは暗くなる手前にもちょうど配光があり、夜間の高速道路においてとても見やすかったです。
 良くも悪くもハロゲンバルブの配光および照射範囲を再現しているので、HIDの光量を活かした照射範囲ではありませんので、照射効率については純正HID装備車にはかないません。
--- 追加1 ---
 自宅近くの道から自宅車庫へ入れる際の動画です。ユピテルのドライブレコーダーでの録画です。光軸の参考になりますでしょうか。
--- 追加2 ---
 上記と同じ道をハロゲンバルブ(サーキットクリア)を使用した状態での動画です。録画に使っている機材は同じです。この記事の下部にあるように、ハロゲンライトに戻した後に撮影した動画のため、日付が新しいです。
 運転時には問題無い明るさは確保されてるのですけど、上記のHIDと比べると、サーキットクリアでも暗く感じますね。

[2]グレアについて
 もともとはH4ハロゲンバルブを使用する前提で作られているヘッドライトですので、光源を同じ位置にしているとはいえ、H4バルブ以外を使用した場合には思わぬ場所に光が漏れます。当製品も例外では無く、グレアは発生しています。ただ、このグレアについては、純正ハロゲンバルブでも出ていたものと思われます(リフレクタの一部がわざと上部に光がもれるようになっています → ハロゲン仕様のヘッドライトに後付HIDキットを入れてはダメな理由 : 雪国SEのひとりごと)。HIDの光量でグレアが強調されてしまったのでしょう。上記動画の0:26あたりで一時停止してみて見比べてください。ハロゲンバルブでは\_\_の上は暗いですが、HIDでは\_\_の上がぼんやりと明るくなっている。それがグレア光と思われます。軽減対策としては、ロービーム時に下方に漏れる光を完全に消し、光源が外から見えないようにすることです。私の車はH4ハロゲンバルブ仕様ですが、ライト内にシェードがあって、このシェードのお陰でHIDバルブの光源から直接出るグレアはかなり抑えられています。ライト点灯時に外から光源が直接見えることはありません。4300Kという色温度なのか、イラつくグレアでは無いと思います。

[3]気になる点
リフレクタの曇り。
赤で囲った場所に曇りが発生しているが、ライトを点灯しないとわからない。
Img_0968 Img_0966
以下の2枚は新たに確認できた曇り。
ライトを下から覗きこまないとわからないような場所まで白く曇ってしまっている。
BlogPaint BlogPaint
 ヘッドライトリフレクタの曇りが発生しました。空焚きをすれば防げたのかもしれませんが、空焚きをするような注意書きが無かった為にそのまま取り付けました。結果、曇りが発生しました。
 このリフレクタの曇りについては、メガネ拭き等の柔らかい布で拭き取ることである程度は除去できました。拭き取る際には、リフレクタのメッキを剥がさぬよう、傷つけぬよう注意してください。
 ライトスイッチをOFFにしてから消灯するまで0.5秒程のタイムラグがあります。おそらくロービームとハイビームの切替時による消灯を防ぐための機構でしょう。通常の使う分には問題ありません。
 また、上記に関連するのかもしれませんが、消灯しても消灯されない時がありました。一度ハイビームとロービームの切り替えを行ったら消灯しました。ちょっと懸念される事象です。

 他のサイトでは3〜4年くらい長持ちしている方もおられるようなので、この製品も長持ちしていただきたいですね。

2015年3月5日−−−−−− 追記 −−−−−−
KINGWOOD H4 HIDのバーナーのグラつき動画をアップ。クオリティはこんな感じです。

−−−−−− 追記 −−−−−−
2014年3月26日 HID→ハロゲンへ戻しました