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以前からアナウンスされていたNifMoの通話定額ですが、2015年10月29日からようやく開始されました。ちょっと遅かった気もしますが。
ニフティ、MVNO初の月額定額電話“かけ放題”サービス「NifMo でんわ」提供開始
 という事で、「NifMo でんわ」について色々と詳細を確認してみます。

 NifMoでんわは、音声通話にオプションとして用意されており、国内の携帯電話、PHS、固定電話、050IP電話向けの通話が定額で月額1,300円となっています。NifMoで毎月1,300円以上の通話料金を支払っている人にとっては安くなりますね。
 このNifMo でんわですが、実はIP電話です。SkypeやLINE、050 plusで実現している通話の方法と同じですね。IP電話なので、音声通話回線ではなくて、通信回線を使います。よって、パケットを消費します。
 NifMo 電話に限らず、IP電話のメリットとしては、携帯電話が圏外でもWi-Fi(無線LAN)が使える状態なら電話を使えることですね。また、有事の時、電話集中して回線が使えない状態でもパケット回線なら比較的つながりやすいというメリットも有ります。
 良い事があるように思えますが、では、現時点で判明しているNifMo でんわのデメリットも挙げていきますね。
 発信者番号。発信者番号通知は使えない、もしくは使い物にならないと思っていたほうが良いです。インターネット上で入手した情報ではありますが、docomo宛とソフトバンク宛には発信者番号が通知されません(非通知)。au宛には、+81が付加され、発信元の携帯電話番号の先頭の0が無い状態。つまりは、例えば発信元の携帯電話番号が 090 1234 5678 だった場合、auの携帯電話番号に表示されるのは「+819012345678」となります。固定電話宛はまだ未確認です。
 音声回線ではなくて通信回線なので、ある程度の通信速度が必要です。電波が不安定(アンテナ本数が最大本数ではない)な状態でも、音声回線では余裕で通話できても通信回線での通話が不安定になるようなシーンが有るかもしれません。
 110番等の緊急電話番号や、フリーダイヤル等の発信できない番号がありますが、その場合には音声回線で発信すれば良いですね。

 という事で、これらを踏まえて、現在、メリットデメリット、毎月の料金等を加味してNifMo でんわを申し込もうか検討中です。が、実は、殆ど通話無料で済んでるんだよねぇ。固定電話宛はViberで実現できてるし、仲間内にはLINE等で通話。
 せっかくの無料通話が開始されましたが、ちょっと残念な仕様でした。