地上デジタル放送への移行が推奨されている。
アナログ放送よりもデジタル放送の方が画質や音質が綺麗で、映像データ以外にも様々な情報を電波に乗せて受信ができるとの事。
例えばNHK視聴中に地震が発生すると、今までは速報として字幕テロップが入るのみだったけれども、地上デジタル放送だとデータ放送を利用して地震情報がテレビ画面に表示される(※テレビ側の設定が必要)。

実際、我が家では既に地上デジタル放送を受信して視聴している(BS/CSはまだ)。
同軸ケーブルでアンテナを自作して受信中です。

たしかに地上デジタル放送は画質や音質がアナログよりも良いです。が、個人的には視聴レベルなら(番組の内容を楽しむのなら)アナログ放送画質/音質でも充分楽しめるわけで。というか、今の放送内容では、高画質/高音質で楽しみたいという番組が皆無である。

技術の進歩で、テレビ側の画質や音質は昔とは比べ物にならないくらい良くなっている。
だが、それらの恩恵を受けるはずの内容が、質が低下しているのだよ。これは否めない事実だと感じる。

昔のテレビ番組は、それこそディレクター等が創意工夫をして番組作りをしていて、視聴者側もそれを感じることができたが、今は他局、他番組の焼き直しが多すぎ。見ていてどのチャンネルか分からなくなることが多々ある。これではダメだ。
各テレビ局が、それぞれの局の特色を出すような番組作りをしていただきたい。

だったら自分で作れと?いや、私は決してテレビ関係のプロではない。

テレビ番組を取り上げたが、これは映画や音楽にも当てはまる。
映画館で見たい、ライブで聴きたいと思えない。
だから、画質や音質が低下した海賊版が出回るわけだ。オリジナルソースで見たい・聞きたい・保存したいというソースが皆無に近い状態。
著作権は大切だが、まずは著作権で守られるべき物の質を磨かなければ意味が無いと感じる。